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レポート  Vol. 2

水島鉄鋼株式会社

水島鉄工株式会社 水島取締役
水島鉄工株式会社
取締役 水島 等さん

明治41年創業。来年には創業100年を迎える水島鉄工をご紹介します。
新潟市月町に水島鉄工を開設。平成4年に阿賀野市に本社屋を移転。平成14年5月には東京営業所を開設。営業品目は主に社会基盤に密着したものが多く、水管橋の製造から架設まで、上水道、下水道、ガス管路に必要な大型の特殊な異型管やタンクを製造。
身近なところでは高速道路での道路標識の門柱、スタジアムの照明灯など、大量生産ではなくオーダーメイドでその場所に合うものを製造しています。


人です。
そして人を大切にする企業精神だと思います。品質の良い人がもつネットワークがつながっていくほど企業の価値が上がっていくということです。
たとえば、自分の持っている友達がより良い友達であれば、自分もよりやろうという努力、パートナーシップにつながります。切磋琢磨のパートナーシップを持つことにより、自分も成長し友達も成長する。
自分のネットワークを広げれば人間として品質が高くなるし、高めるほど正確な情報が自分のもとに入ります。自分でネットワークを作り一緒に歩いて行きたいと思う人をつないでいく。
つまりネットワークのクオリティーを高めていくということです。お互い引っ張り合うものがないとものづくりは育たないと思います。
製造は作る側としては試行錯誤し挑戦します。作っていることがおもしろいのです。
当社では大量生産のものはほとんどなく一品オーダーですから、一つ一つが始めての出会いです。それらの製品を作る人たちを大切にしています。そして常にスキルアップを心がけています。だからネットワークが重要なのです。



きちんと社会に貢献する会社、している会社です。
我々の社会に貢献するというのは「ごまかさない」こと。溶接とか塗装とかプロセスがあるものはきちんと資格のあるものが携わる。表面処理を行なうのであればきちんと表面処理をする。その決められたことをごまかさずにきちんと行なうことです。水島鉄工は技術、切削技術にしても飛び抜けていいとはいいませんが、きちんと気持ちを込めて市場に出しています。
ものづくりでこれはお父さんが作った、これはおじいさんが作った、次の世代の人に指を指して言える次の世代の人に指を指して言える、自分で説明できること、すごくハートのあるものですよね。ものを作って幸福感がないのはつまらないと思います。



企業のマイスター制といいましょうか、企業の中で評価をしていくことが必要なのではないでしょうか。製造業に対する社会の見方も変わってくると思います。
たとえば溶接工は野球でいうとエースの4番。本当に才能があって努力をしないと非常に難しく、金属溶接はなかなかできません。そのような才能があり、努力をされた方をエースとして会社が評価していくことが必要だと思います。そして働く側も自分が何のために会社にいるのか、自分に何ができるのか、何をしなくてならないのかをよく考え、きっちりとみなさんに見えるようにしていくことも必要です。
当社の工場には80人を超える方が働いております。80人以上となると維持していくことはやっぱり大変です。それよりも働いているみなさんがよくショートしないでやっているなと感心しています。本当に働いている方には感謝しています。



水島鉄工は「ピカピカ向上、いきいき職場」というのがテーマです。

水島鉄鋼社内新聞
社内新聞
経理担当の女性がなんと!自主的に
制作。改善発表や大きな現場の写真
を掲載。今回は勤続50年の表彰も
掲載されています。

これからの水島鉄工としては2つあります。まず1つ目は、「聞く耳を持つ、考える目を持つ、そして行動力」それは、聞く耳を持つ会社になる、動ける、行動力のある会社になるということです。よく聞くよりも見に行けとか考えろという話がありますが、最近は考える前に行動するに変化しています。そして行動には効果がなくてはならない。効果がない行動は考えていない、聞いていない、見ていないということです。効果が出て自分にたいしての幸福感が、自分に対しての行動ではないでしょうか。人を育てるにもよく見て、よく聞いて、よく考えることが必要です。
2つ目は「ボーダレス化」。地域のボーダレス、業種のボーダレスです。僕は新潟なんだ、東京なんだという地域に対する境界を考えないこと。また異業種との垣根も極力取り除いていきたいと考えています。



ものづくりは非常に進化しています。
世界対日本となると、日本はものづくりで大量生産をする時代は終わってしまい、当然付加価値が高いものを作るしかない。そして作ったものは誰が必要としているのかも考えないといけないですね。車のように世界の人たちが求めるようなものなのか。たとえば我々が手掛けているものは、一品オーダー商品が多いですから、世界の人たちが共通に求めるようなものではないし、そのような市場ではありません。
匠という言葉がありますが、我々の工場自体が工房的な生き方になってきつつあります。
工場ではなくて工房。でも工房ではなく、それをいかに組織化していくかということです。一人一人の技術を公平に評価し、この人とネットワークするともっとこうなりますよ。と、新しいものを取り入れ、目を向けられるようにしていくと良いのではないかと思います。



スタートラインに並べる自分でいつもいたいと思っています。
気づかないのに気づいたふりもしたくないし、気づいたときにやっぱりスタートラインに並んで、よーいドンで、ピストルを鳴らすのも自分、走り出すのも自分ですが、誰と競争というのではなく、やはり自分との競争です。気づかない自分はもう取り返しがつかない。スタートラインに並んで常にいる自分でいたいし、気づいたときにはスタートラインにいたいですね。

・ホームページ   http://www.mizu-tk.co.jp/
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