レポート Vol. 1
八海醸造株式会社
清酒「八海山」といえば、幻の酒として一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。創業85年を迎え、酒造りの伝統を守りながら、お客様に喜んでもらえる「理想のお酒」を目指して、日々コツコツと歩んでいます。

他社と比べて抜きにでる技術力があるわけではありません。ただ高品質な商品をお客様に飲んでいただきたいという社員一人一人の思いは他社に負けないという自負はあります。当社が製造しているお酒に市販酒の目指す品質の清酒があります。これは現在の所、我々が理想とする品質に一番近い清酒で原料や機械設備そして原料は今考えられるものを取り入れ、技術陣もそれなりの経験や技術技能を持ったメンバーで夜も寝ずに製造します。この清酒は、当社の市販酒の目標となる品質のお酒で当社が製造する全ての清酒の目標を一番高い所に置くことで常に品質の向上を図っています。
当社の商品構成は、純米大吟醸、大吟醸酒、純米吟醸、吟醸酒これが高級酒、本醸酒と普通酒が日常的に当たり前に飲むレギュラー酒となっています。
僕たちが重きを置いている商品はレギュラー酒で特に品質にこだわります。毎日当たり前に飲むものの品質が満足していただけるものでなければ消費者のお客様は幸せになってくれません。「更なる品質の向上」に取り組むことを常に念頭に起きます。もちろん、高級酒を軽んじているわけではもちろんありませんが、高級酒は高品質で当たり前です。非日常的な商品なので高品質を目指すのではなく「限りない品質の追求」をしていくべきもので言い方を変えれば高品質は当たり前なことと思っています。
消費者のお客様から誉めて貰えるような会社でありたいとは思っています。
今では東京や大阪地区においても知られるようになってまいりましたが、[八海山]として市場で受け入れられはじめたのは30年くらい前からでして、最初の50年くらいはけっこう大変な時代だったようです。高品質な清酒造りに取りくんだ50年間の取り組みが消費者のお客様に少しずつ認められてきたという事だと思います。
私の父親が「レギュラー酒で当たり前に高品質な清酒を造る。だから大吟醸造りを前提に酒つくりに取り組む」という精神を忠実に従い邁進しています。物造りは絶対に品質第一であるべきです。品質は良くて当たり前で、これはお客様との約束です。
もうひとつ忘れてはいけないことは、営業あっての製造ということです。
常にお客様に対して商品の特性や他社の商品と比べての強み、勝っているところをお伝えして、理解してもらう事は物造り関わっている企業なら当たり前のことです。
僕たちが造っているお酒は、こういう特性があって良いお酒ですよ、是非飲んでみてください、いかがですかといったような訴えをしていく事でお客様に分かってもらえる。品質がいいから売れていくということでなく、いかに飲んでもらう土俵に上げてもらい、他商品との違いを比べられる場面を作り品質を分かってもらうことが営業の役目です。そこで得た情報を製造に反映させることで品質が上がっていく。
物がよければ売れるなんて事はない、しかし、いくら営業が良くても造っている物の品質が悪ければ売れない。車の両輪なのですが、「商品は良くて当たり前」は基本ですから「営業あっての製造」ということになります。当たり前のことですが。