プロダクト
Vol. 8 バイト

長さ40cmのバイトは、今回依頼された製品専用に馬渕さんが
作りました。先端はエンドミルの刃を利用している。
馬渕技研
旋盤で使う工具『バイト』。
バイトの刃先の形により、荒く削るのか、きれいに削るのか、どのくらい削るのか等、切削加工の種類が変わってきます。
馬渕さんの扱う製品は毎回違うため、専用の工具が必要です。
そのたびに工具は自分で作ることが多いそう。
「最近は自分で作る人が少なくなりました」と馬渕さん。
「ものづくり技術の伝承がクローズアップされていますが、その前に、何かつくるときには道具が必要だということも意識して欲しい」と強く思うそうです。
馬渕さんが仕事を始めたころは、一人がいろいろなことをしていました。製品を作って、道具も作って、人の世話もする。それが分業制になり、自分の仕事の範囲が決まってしまう。
「技術の伝承も「技術だけ」になっていると思います。
昔が全ていいわけではありませんが、道具を作る技術の伝承も必要なんじゃないかな」